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“軟化オイルはおすすめしない!” グローブ職人が理由を解説

"軟化オイルはおすすめしない!" グローブ職人が理由を解説

「軟化オイルを使ってみようかな」「どの軟化オイルがおすすめなのかな」

グローブを柔らかくしたい方で、このようにお考えの方もいますよね?

結論から言うと、グローブを柔らかくするために軟化オイルを使用することはおすすめできません。

今回は、なぜグローブに軟化オイルの使用がNGなのかをグローブ職人・ゴリスポが解説します!

目次

グローブに軟化オイルがおすすめできない理由

各種野球用具メーカーから販売される軟化オイルですが、端的におすすめできない理由を言えば「革が壊れる」からです。

グローブを柔らかくするには、「革をほぐす」か「革の構造を壊すか」の2択しかないわけですが、後者を選択した場合、グローブの耐久性はもちろん低下してしまいます。

軟化オイルを販売する各メーカーは、柔らかいグローブには軟化オイルを使用しないよう明記していますが、これは革の構造が著しく壊れないようにするための呼びかけなのです。

軟化オイルを使わずにグローブを柔らかくするには?

軟化オイルを使わずにグローブを柔らかくするには「革をほぐす」こと、手もみや湯もみ、スチームを活用した型付けを行うことがおすすめ。

軟化オイルを使用せずに型付けを行えば、柔らかくなるまでに時間がかかるというデメリットもありますが、革の構造を壊すことなくグローブを柔らかくできるため、長くグローブを愛用できることに繋がります。

「自身での型付けには不安がある…」という方は、店舗へ持ち込んみ型付け依頼をすることもおすすめです。

湯もみ型付けの手順1. グローブをお湯につけ、土手を残して全体的にほぐす

グローブ職人・ゴリスポは、グローブの紐をある程度ほどいた状態でグローブをお湯につけます。

お湯につけて革を緩めることができれば、土手部分の硬さは残るようにグローブ全体をほぐしましょう。

【ほぐす際のポイント】
・シワにならないように革を伸ばす

湯もみ型付けの手順2. 波打つようにウェブを揉む

すぐに使えるグローブにするには、ウェブをもみほぐすことも重要です。

ウェブの形状にもよりますが、ウェブが柔らかくなるように波打つように揉んでいきましょう。

湯もみ型付けの手順3. ポケットを作る

ガッチリ掴めるグローブに仕上げるにはポケットを作ることも重要です。

グローブ全体とウェブをもみほぐすことができれば、グローブハンマーや、ドラゴ◯ボールを使用してポケットを作っていきましょう。(ドラゴ◯ボールはアマゾンなどに売ってます)

湯もみ型付けの手順4. オイルを塗布して保革

グローブの型付けが完了すれば、最後にオイルを塗布して完了です。(※軟化オイルは使用しないように)

オイルでの保革を怠ると、グローブの革が傷み耐久性が損なわれてしまう可能性がありますので、この手順は必ずおこなように意識してください。

グローブの保革におすすめのオイルは下記記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!

グローブを柔らかくするなら「軟化オイル」でなく「型付け」で

グローブを長く使うという観点から考えた場合、グローブを柔らかくするために軟化オイルを使用することはおすすめできません。

グローブを柔らかくしたい方で、長くも使いたいと思われる方は、ぜひ手もみ・湯もみなどでの型付けを行いましょう。

型付けの方法は人によってさまざまですが、ぜひこの記事やYouTubeなどを参考にしてみてください。

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