野球のグローブは、革の質感や色合いがプレーヤーの印象を左右します。
新品のときは深みのある艶があっても、使い込むうちに乾燥や汚れでくすんでしまうことも少なくありません。艶が失われると見た目が悪くなるだけでなく、革の耐久性にも影響します。
そこで今回は、グローブに美しい艶を取り戻す正しいお手入れ方法と、仕上げに最適な艶出しオイル「グラブの仕上げCyYoung(サイヤング)」について詳しくご紹介します。
グローブの艶が失われる原因とは?

グローブの艶は、使い方や環境によって徐々に失われていきます。主な原因は次の通りです。
- 汗や皮脂、土汚れの蓄積
練習や試合中の汗、手の油分、グラウンドの土や砂が革に染み込み、表面の光沢を奪います。 - 紫外線や乾燥による劣化
屋外での使用や保管時に日光を浴びると、革の油分が抜けてカサつきや色あせが発生します。 - 間違ったお手入れ
家庭用のクリームや水拭きは、革を傷めたりシミの原因になることがあります。
特に水分は革の硬化を招くため注意が必要です。
艶を長持ちさせるには、正しいケアを継続することが大切です。
グローブ艶はどうやって出す?艶出しの正しい手順をご紹介
ここからは、艶出しの具体的な方法を解説します。
グローブは「汚れ落とし → 保湿 → 艶出し → 馴染ませ → 仕上げ」という順番でケアするのが基本です。
1. グローブの汚れ落とし

まずはグローブ表面の土や埃を落とします。柔らかい馬毛ブラシで汚れを落とすことで、革を傷めず、細かい部分の汚れもしっかり除去できます。ステッチや指の付け根など汚れが溜まりやすい箇所も念入りにブラッシングしましょう。
汚れがひどい場合は、汚れ落としオイルを使うこともおすすめ。ボールタウンやフォーチュンフィールドなどからは、汚れ落としに特化したオイルもありますのでぜひチェックしてみてください。

2. グローブの保湿

汚れを落としたら、保湿特化オイル「GS CLOSER」でグローブを保湿しましょう。
革は乾燥すると硬くなり、ひび割れの原因になります。油分の多いオイルを塗りすぎるどベタつきや重さの原因になりますが、「GS CLOSER」はどれだけ振り掛けても重くならないので、グローブ全体に満遍なく振りかけるようにしましょう。
全体が保湿できれば、オイルを馴染ませるために豚毛ブラシでブラッシングをするとなお良しですよ。

3.グローブの艶出し

保湿が完了すれば、仕上げの艶出し工程に移ります。「CyYoung(サイヤング)」をグローブ背面に5〜10プッシュ吹きかけて1分ほど放置します。
全体に適量振りかけられれば、豚毛ブラシを使って全体に馴染ませましょう。豚毛は適度な硬さがあり、オイルを革の奥まで浸透させるのに適しています。これだけでかなりの艶感を出すことができます。
4. 拭き上げ(好みで)
最後にムートンで表面をやさしく拭き上げます。余分なオイルが取り除かれ、ムラのない自然な艶が現れます。
グローブ用艶出しオイルの種類と選び方
艶出しオイルにはいくつかのタイプがあります。
- ペーストタイプ:しっかりした艶と保護力があるが、塗りムラになりやすい
- リキッドタイプ:浸透が早く軽い仕上がりだが、均一に塗るのにコツが必要
- スプレータイプ:手軽でムラになりにくく、作業時間が短縮できる
また、一般的な革製品用と野球グローブ用では配合が異なります。グローブ用は柔軟性を保ちつつ、競技中でも滑りにくい仕上がりになるよう調整されています。
その点、GSサイヤングは野球グローブ専用設計で、ベタつかず自然な光沢が出せるのが大きな特徴です。
GS「CyYoung(サイヤング)」の特徴

GSサイヤングは、野球グローブ専用に開発された艶出しオイルです。
スプレー式で手軽に使えるうえ、ベタつきにくい処方のため試合前のケアにも安心して使用できます。自然な光沢で革本来の色味を引き立て、メーカーを問わずあらゆるグローブに対応可能です。
さらに、保湿用の「GS CLOSER」と併せて使うことで、革のしなやかさと美しさを長期間キープできます。
グローブ艶出しの注意点
艶出しオイルは塗りすぎるとグローブが重くなり、革の通気性を損なう原因になります。適量を守ることが大切です。
また、使用前には目立たない部分で試し塗りを行い、色の変化や質感を確認してから全体に塗布しましょう。さらに、ケア後のグローブは直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い場所で保管することで、革の劣化や変形を防ぐことができます。
まとめ
グローブの艶は、見た目だけでなく革の健康にも直結します。
「汚れ落とし → 保湿 → 艶出し」の基本ステップを習慣化することで、長く愛用できる状態を維持できます。
特に仕上げには、GSサイヤング を使えば、短時間で自然な艶としなやかさを両立可能です。お気に入りのグローブをいつまでも輝かせたい方は、ぜひ日々のケアに取り入れてみてください。


