「外野手用のグラブって、結局どれを選べばいいの?」
「大きめと小さめ、どっちが合うんだろう?」
「ポケットの深さって、何を基準に決めるの?」
インスタライブやTikTokライブでも、この手の質問はもう10年近く途切れずに届き続けています。それだけ多くの選手が、外野手用のグラブ選びで迷っているということです。
そこで今回は、外野手用グラブの選び方を、サイズ・ポケットの深さ・小指2本と5本指の使い方など、いくつかのポイントに分けて整理していきます。ゴリラスポーツ本店で実際にお客さまへ提案している考え方をベースに、具体的なおすすめモデルも一緒に紹介していきます。
「自分に合う外野用って、こういう方向で選べばいいのか」と、ざっくり方向性がつかめるようにまとめました。ぜひ最後まで読んでみてください。

外野手用グラブを選ぶうえで最初に押さえたいポイント

一般的に「外野手用」というと、親指と小指でパカパカ開くチューリップのようなタイプをイメージする方が多いはずです。もちろん、これはこれで外野の王道ではあります。
ただ、ゴリラスポーツ本店でとくにおすすめしているのは、小指を効かせて、親指の硬さを残す”ひねり系”の外野用です。理由はシンプルで、外野手にとって”投げる”は”捕る”以上に大事だからです。
外野は投げる距離が長い。取って終わりではなく、そこから正確に強く投げないと刺せません。パカパカ系はたしかに捕球はしやすいですが、送球時に力が入りにくく感じることもあります。だからこそ、捕球と送球の両立を意識してグラブを選んでほしいのです。(逆巻きパカパカグラブでも、型付け次第で「ひねり系」に寄せることも可能です。)
サイズで選ぶ:大きめの外野手用グラブ
まずはサイズの話から。外野手用の中でも、大きめのグラブは球際の強さと送球の遠心力が武器になります。
大きめの外野用でおすすめのモデル

ゴリラスポーツ本店で大きめの外野用としてよく提案するグラブは、次のあたりです。
- GS スーパーヘラクレス(33cm/32.5cmの5mmカットもあり)
- アストラルK 鬼のBOX型
- アトムズ 007型(新型)
- ローリングス RTの80(全国的にも人気)
大きめグラブのメリット
- 面が広く、指も長いので球際に強い
- グラブの遠心力を活かして投げやすい
- 深めのポケットが作りやすい
大きめグラブのデメリット
- 重みがあるぶん、走りづらい
- 指先まで力が伝わりにくく、捕球感がボヤけやすい
- グラブ自体のストレスを感じやすい
「捕球感」を優先するなら小さめ、「球際の強さ」と「送球のしやすさ」を優先するなら大きめがおすすめです。

サイズで選ぶ:コンパクト系の外野手用グラブ
大きめとは逆に、コンパクト系の外野用は捕球感と操作性に強みがあります。
コンパクト系の外野用でおすすめのモデル

- 和牛JB 008型(指股なし・小ぶり・広め)
- アメイジング 008型(31.5cm・小ぶりで手前バランス)
コンパクト系グラブのメリット
- 捕球感が分かりやすい
- 走りやすい
- 内野から外野へコンバートした選手にも扱いやすい
コンパクト系グラブのデメリット
- 面と指が短いぶん、球際で届きにくいことがある
- 「パチンパチン」と手のひらで捕るような感触は、大きめより出にくい
内野出身の選手や、外野を始めたばかりの選手には、コンパクト系のほうがハマりやすいことが多いです。
ポケットの深さで選ぶ
続いて、外野用グラブ選びで意外と重要なのがポケットの深さです。
深めが好きな方におすすめのモデル

深めを狙うなら、次の2点を押さえておくとイメージしやすいです。
- 指股があるモデルは奥行きが作りやすい
- 指が長い=大型のモデルほど深さを出しやすい
ゴリラスポーツでよく売れる深め系は、Dクエスト 181型。サイズは32.5cm、超大型ではないけれど大きめの部類で、Dクエストらしく芯材がしっかり硬く、指先の力の伝達が早いのが強みです。
「これから深くなっていくのが見えるグラブ」というのがDクエストの特徴で、深みの伸びしろまで含めておすすめしやすいモデルです。
手元で取りたい方におすすめのモデル

逆に、「あまり奥では取りたくない」「手元でボールを止めたい」という方には、アストラルK アンドロメダが候補になります。バンドスタイルの構造で、手のところでビタッと止まりやすい設計になっているのが特徴です。
手元重心が好きな方や、送球への切り替えを速くしたい方には、こういうグラブの方が扱いやすいはずです。
同じく手元寄りで扱いたいなら、コンパクト系の和牛JB 008型やアメイジング 008型も候補です。
小指2本入れ or 5本指で選ぶ

外野用のグラブは基本的に小指2本入れ設計のモデルが多いです。ただ、ここは使い方で好みが分かれるポイントでもあります。
深めに使いたいなら小指2本入れ
小指2本入れにすると、小指側のスペースが空くぶん、そこを使って深みを作りやすいのがメリットです。「外野用はしっかり深く使いたい」という方は、小指2本入れの外野用がおすすめです。
浅めに使いたいなら5本指
逆に、「そこまで深くしなくていい」「浅めで扱いたい」という方は、あえて5本指で使うという選択肢もあります。5本指ならスペースが埋まり、指がしっかり浮き上がってきて、深すぎない仕上がりになります。
このタイプの使い方を推奨している代表モデルが、Dクエスト 189型。5本指で使いたい外野手には、まずここが候補になります。
5本指では使いにくいモデルもある
一方で、GS ヘラクレスやスーパーヘラクレスのような設計のグラブは、小指推奨です。芯材の硬さがかなり強く、ダブルクロスウェブと組み合わさって、片側で硬さを止めて、もう片側で閉じ切るという独特のかたちができるモデルです。この個性は5本指では活かしきれません。
無理に5本指で使うより、そのグラブが想定している使い方で活かしてあげたほうが、圧倒的にハマります。
中学生・小柄な選手にはユーティリティサイズがおすすめ

小学6年生から中学生に上がるタイミングで、外野用の大きさに戸惑う選手は本当に多いです。「大きすぎて扱えない」「操作性がまるで変わる」というのはあるあるです。
そんな選手におすすめしたいのが、ユーティリティサイズの外野用。
- Dクエスト Y18型(31cm・小指2本/5本両対応)
- GS 30cmサイズのオールラウンド用
Y18は「サード用よりはでかいけど、外野用としては小ぶり」という絶妙なサイズ感で、外野をこれから始める中学生にとことん向いています。
GSの30cmサイズは、縦にも使えて内野・外野どちらでもいけるバランス型。ここ最近は、公式クラスの価格帯でこのサイズを出すメーカーがほとんどない中で、ユーザーの声に応えて登場した貴重な選択肢です。ゴリラスポーツ本店でも、入荷から1週間で40個完売するなど、かなり反響のあるモデルになっています。

まとめ
外野手用のグラブ選びは、次のポイントで整理するとかなりシンプルになります。
- サイズは大きめ or コンパクトでメリット・デメリットを整理
- ポケットの深さは指股あり/なしと指の長さで決まる
- 小指2本で深めに、5本指で浅めに、と使い方でも調整できる
- 王道が合わないなら、ヒンジ入りなどの変わり種も選択肢に
- 中学生や小柄な選手にはユーティリティサイズ
- 迷ったらGS スーパーヘラクレスが今の一番おすすめ
グラブ選びは、「誰々選手モデルだから」「有名だから」で選びがちですが、自分のプレースタイルに寄せて選ぶだけで、まったく違うグラブが見えてきます。ぜひ、この記事の分け方を頭に入れて、自分に合う外野用を探してみてください。



