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硬式用と軟式用グローブの違いとは?グラブメーカー代表が解説します

硬式用と軟式用グローブの違いとは?グラブメーカー代表が解説します

「硬式野球で軟式用グローブは使えないの?」「硬式用と軟式用グローブって何が違うの?」

野球をされる方なら、このような疑問を持ったこともあるはず。どちらのグローブも、同じ牛革を加工したものなので違いはなかなか分かりづらいですよね。

今回は、グラブメーカー代表でもある私が、硬式用グローブと軟式用グローブの違いを解説します!

目次

硬式用と軟式用グローブとの違いとは?それぞれの特徴を合わせて解説

硬式用と軟式用グローブのどこに違いがあるのかですが、どちらも牛の革を使って作られ、大人の牛革(ステア)や子供の牛革(カーフ)などに違いがあるわけでもありません。

大きな違いは牛革をなめす工程と、革からグローブを組み立てる工程で生まれます。

では実際にどのような違いが生まれるのかを、硬式用と軟式用グローブそれぞれの特徴と合わせて解説していきます。

硬式用グローブの特徴

GS 硬式内野用 鬼越掴み型
  • 硬く質の高い牛革
  • 組み立て技術が高い
  • 品質が高い分、値段も高い

硬式用グローブの特徴としては、上記3点が挙げられます。

まず硬さについて。硬球を安全に捕球するには耐久性の高さが重要となるため、硬式用グローブには硬く丈夫な牛革が使用されます。要するに、高い技術でなめし加工された品質の高い牛革が使用されるということです。

その上グローブの組み立てについても、プロやセミプロが使う可能性もあるため、技術の高い職人が担当することが多く硬式用グローブの方が個体差が小さいです。

このように全体的に品質の高いグローブとなるため、一般的には軟式用グローブよりも硬式用グローブの方が値段も高くなるのです。

軟式用グローブの特徴

GS 軟式仕様内野用 鬼サード型
  • しなやかな牛革
  • 硬式用と比べると安価

対して軟式用グローブの特徴としては、上記が挙げられます。

軟式野球では、柔らかくスピンの入りやすいボール、要するに弾きやすいボールを使うため、牛革にはしなやかさ・柔らかさが求められます。そのため軟式用グローブには、硬式用としては使えずとも、しなやかさが重視される軟式野球に適した柔らかい牛革が使われます。

品質が悪いというわけではありませんが、硬式用グローブに使われる牛革と比べると安価な革になるので、軟式用グローブも比較的安く販売され、硬式用と軟式用グローブの価格差が生じます。

硬式野球で軟式用グローブは使える?

「硬式野球で軟式用グローブは使えるか?」について、可能か否かで答えると可能ではあります。

ただし、それぞれの特徴を先述した通り、硬式用グローブには硬球に耐えられる強度の牛革が使用されているため、硬式用グローブの方が長く安全に使い続けられると言えるでしょう。

軟式用グローブの最大の特徴はしなやかさであるため、硬さ重視の硬式野球で使えば使うほど、グローブは柔らかくなり消耗も早くなると言えます。

反対に、「軟式野球で硬式用グローブを使うこと」は大いにアリと言えます。

簡単に言えば、硬式用グローブは革質・組み立て技術の高いグローブで、しっかりと型付けしてポケットを作ってあげれば、問題なく使用することが可能です。その上、耐久性も高いので長く使い続けられることにも繋がるでしょう。

硬式用と軟式用グローブは牛革の「質」に違いがある!

硬式用グローブと軟式用グローブの大きな違いは、使用される牛革の「質」にあります。

基本的に牛革の質は、硬式用グローブ>軟式用グローブであることが多く、より質の高いグローブを使いたい方は軟式野球・硬式野球問わず硬式用グローブの使用がおすすめです。

ただしGS軟式仕様グローブには、硬式用の質の高い牛革を改良して使用しており、軟式仕様でありながらも質の高いグローブに仕上げております。ぜひ一度、全国のGS取扱店でGSグローブを手に取ってみてはいかがでしょうか。

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